3. 月経前症候群(PMS)の症状は体質によって違います

体質による違い

同じ月経前症候群(PMS)でも、イライラがとまらず怒りっぽくなる人もいれば、くよくよと涙が止まらなくなってしまう人がいたり、過食が止まらない人がいれば、吐き気で食べられなくなる人もいる。これは体質の違いからきます。

月経前症候群(PMS)の症状は体質によって違います

では、体質とはどんなものでしょうか。
体質は血液検査やレントゲン検査で調べることはできません。

そこで使うものさしが東洋医学の理論です。
東洋医学では、人の体は「気」「血」「水」の三つの要素がお互いに作用しあいながらスムーズに滞りなく流れ続けることによって健やかでいられると考えています。
三つのうちどこかが不足したり、滞ったりすると、体に不調が現れます。

漢方薬には患者さんの体に現れている特徴や、出ている症状などからその方の身体が
今どのような状態かを把握しタイプ別に分類をする方法があり、肝気鬱血、気血両虚、肝脾不和など独特の専門用語でその体質を表現します。
そしてそれぞれに適した漢方薬で体質の改善をめざすのです。

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